2008年07月22日

アートなんて、解んない。

突然ですが、
どうしてぼくがアートを好きになったかと言えば、
高校の頃の仲の良い友達や彼女が美大を目指していたからっていう、
すごく身近なきっかけでした。

それまでは、美術館は立っているだけでかったるい場所。
何が良いのかもさっぱりわからないし、意味がわからん・・・。

それからひょんなことからCINRAを立ち上げて、
色んな作品を観て、色んな作家さんや
ギャラリストや学芸員の方々に会って、
こんなアートバブルな今になっても未だに思うのは、
「アートってなんでこんな狭苦しいの?」という、苛立ちに似た感覚です。
(どちらかと言えば、そんな現状に身を置く自分に対する苛立ちです)

それに、ぼくが昔抱いた「アートって何がいいわけ?」っていう
純粋なクエスチョンマークを応えているものには出会ったことがない。

ってことで、つくってみました。
→CINRA MAGAZINE vol.18『アートなんて解んない』

index18.jpg

intro18.jpg

2000_murakami.jpg

pasta.jpg

ギャルに渋谷でシーレについて語ってもらったり、
偉そうに1960年代から素晴らしい作品たちと社会を勝手に結びつけたり、
美術館のパスタのまずさについて語ってみたりしています。

もちろん、「はい、できました」って言えるほど簡単なことじゃないし、
ぼくらなんかよりずっと博学で、業界に名の知れた方々はいっぱいいるわけです。

それに、どんなすごい雑誌より、友達とか恋人の影響の方が、強いにきまってます。

でも、雑誌でやるとしたら、webでやるとしたら、
こんな具合なんじゃないか、
これがCINRAらしいアプローチだろうと、作ってみました。

下記、目次です。
魅力的なタイトルが1つでもあれば、是非ご覧ください〜


//////////////

CINRA MAGAZINE vol.18

特集 『アートなんて解んない』

渋谷で街頭取材!
美術家、森村泰昌インタビュー「人もアートも出会ってみないとわからない」
3つの視点でクロスレビュー 「アートは自由に楽しめばいい!」
アートは見た目が9割 (上浦祐太・岩野仁美インタビュー)
アートは社会とつながってる!~超ザックリ! 現代日本の社会と美術の関係~
アーティストってどんな人? -若手作家4人が語る、アートの魅力・作品の魅力-
お絵かき教室入門 ~濁ったその眼をザブザブ洗え!~
川村記念美術館ガイドツアー
美術館で食わされるパスタはなぜこうも高いのか?
アート界の“今”を知る!「アートトピックTOP10」


●CINRA ARTICLES(読切り・連載)

巨匠ism ~余は如何にしてクリエイターとなりし乎~
 第2回 鳥井シンゴ(発案家&グラフィックデザイナー)

「フジワラノリ化」論 -必要以上に見かける気がする、あの人の決定的論考
 -第2回 中山秀征

ツクルの実験室 vol.02 「わくわくさんとわークショップ」
ARTIST toDAY 第2回:井口昇(映画監督)
徹底論考「nhhmbaseがポップ・ミュージックの未来を拓く!」


●ARTIST INDEX
CINRAおすすめの今が旬のアーティストをボーダレスに紹介!

・ART
KOSUGE1-16 /大垣美穂子 /小村希史
・MUSIC(試聴付き・CD再生可能)
nhhmbase/54-71/Limited Express (has gone?)/uhnellys/Eccy/neco眠る/
cumulonimbus/WEEKEND/YOMOYA/mojoco/shibata emico/CHUB DU
・MOVIE(映像作品配信)
新海岳人/平川紀道/並木那央矢/TAKORASU
・STAGE
マキタカズオミ(elePHANTMoon)
//////////////

2008年05月27日

バナナジュースで踊る夜

最近、ウチにミキサーがやってきました。
で、大好物のバナナジュース作りにハマってます。
(意外にこういう細々した作業が好きなのです・・・)

HI3B0051.jpg


==
バナナ       1本
氷         4個くらい
牛乳        200ml
はちみつ      大さじ1
レモン汁(あれば) 数滴
==

これだけで、家のひとときが数倍豊かなものになります。

・・・ちょっと何がしたいのかわからないけど、
ともかくウマいんですわ、是非お試しを!

という前段はどっかに置いておいて、
今週29日はexPoP!!!!!でございます!

渋谷で毎月CINRAが開催している無料イベントです。

最近はポップな歌もの系が多かったんですが、
今回は万作プロデューサー曰く「踊れる一夜」らしいです。

SHING02が大絶賛した弱冠22歳のEccyさんが出たり、
オフィスで試聴しても踊りたくなるような旅団
タイトでありながらも気持ちが良さげなMASやおなじみのnenem

ちょっと上のリンクをクリックして聞いてみて下さいな。
だいぶカッコ良いです。興味があれば、遊びにきて下さいね。
webから予約をお願いします〜)

これは夏の到来を予感させる楽しい一晩になること間違いなしだ!


2008年05月19日

ブッ飛びウィークの備忘録

先週一週間、
おそらく、記録的に忙殺された一週間だったのですが、
同時に、記録的に面白かった!

というのも、月から金まで、
毎日お酒を飲む機会があり(ぼくは相変わらずコーラ連発)、
楽しいというより、さすがにそれだけ色んなフィールドの人と話すと、
とても刺激的で、つまらないわけがないのです。

ぼくはすぐ過去のことを忘れてしまうので、
以下備忘録的に、客観的配慮のないテキストを流します。


●月曜日

<N出版勤務/元CINRAの重鎮スタッフとの久々に会う>

「CINRAはさ、色気が足りないよね」と言われ、ドキっとする。

以前、ぼくが敬愛する友人にも「CINRAはエロスが足りないよね」と言われた。
もちろん、これは性的な「エロ」の意味ではない。
人をひきつける魅力としてのエロス、色気である。

彼に言わせれば「色気」とは、
「90%の共感と10%のナンセンス」から成立するという。
彼の中では高田純次とGOOGLEがそれにあたるらしい。笑

ぼくはそれを転じて、
「媚びて媚びて、ギリギリのところで媚びない」と解釈してみる。
それは、とてもかっこいい仕事のスタンスだ。


●火曜日

<前にバイトしていたWEB会社の人たちと久々に再会>

とあるクリエイティブディレクターの人が酔っぱらってこう言う。

「やっぱりさ、『説得』じゃなくて『納得』なんだよ、いい仕事っていうのは」

これは名言。
お客さんを説得させるのは単なる自己満足。
納得してもらって、一緒に何かを生み出すのが
ビジネスの理想的な形なんだよなぁと学ぶ。

続けて、こうも言う。

「俺はさ、最高のクリエイティブっていうのは
消費者の想像力を喚起させるものなんだと思うんだよね」

押しつけの広告(=メディア)ではなく、
その商品なりサービスを訴える広告をきっかけに、
消費者・受け手がイメージを膨らます。

その、受け手なりの「解釈(=妄想)」のようなものができた瞬間に、
そのクリエイティブは受け手に強い影響を及ぼす。

うん、これも名言だ!
広告だってメディア制作だってアートだって音楽だって、全部同じこと。

「伝える」と「伝わる」の違いがここにあるわけです。

あぁ、まだまだだな〜。


●水曜日

<今exPoP!!!!!(CINRAの毎月のイベント)を手伝ってくれているI氏と>

相手が聞き上手すぎて、ぼくは自分のことばかりひたすらしゃべり、反省。
聞く技をもって身につけたいと、心に誓う。

でも、人に何かをしゃべると、
自分の考えが整理されるっていうのはあるよね、うん。


●木曜日

<以前お世話になったディレクターの方とランチ>

CINRAの次の一歩について、多大なるアドバイスをいただく。
キーワードは、マネジメント、海外、行政。

「求めよ、さらば与えられん」とはキリストの言葉。

いつもこうやって、後押ししてくれる誰かがいる環境であってほしい。


<その後、埼玉の若手アーティストのアトリエに取材>

久々に都会から離れ、電車に揺られて何もない
工場跡のアトリエに行く。

たくさんの作品が置いてあり、
まさにモノが生まれる瞬間、場所とは
こういうドキドキ感があるものなのだなぁと思った。

アーティストが日々何を考えているのか、
作品にどんな想いを込めているのか、
これを2時間くらいで4人分というのは、
図々しいにも程があるわけだけど、
皆本当に素晴らしい人たちでぼくらを受け入れてくれた。

アートは、間違いなくきているし、今後2,3年はこの波は衰えない。

この取材の編集は大変だけど、とてつもないパワーと、真剣である事の大切さを知る。

取材後は、アトリエ前でBBQ。
何の音もしない環境というのがとても久々で、
ボーっとしてみたら、なんだかとても心が安らいだ。


●金曜日

<毎月好例のCINRA社員飲み>

グダグダと男女の関係についての話しをしているうちに、
アートディレクター井手先生がペラっと1枚の紙を差し出す。

CINRAのメディアをいかにプロモーションしていくかという提案。

これをきっかけにみんながたくさんしゃべって、
4人で現状の問題把握と今やるべきことを、めちゃめちゃポジティブになる。

日々、とてつもない量の業務をこなしているわけで、
定期的にこういう時間があると、一気に共有できるから嬉しい。

井手君、マジありがとう。


●土曜日

<渋谷で街頭取材!>

次号のCINRA MAGAZINEの特集は「アート」がテーマ。

で、アートに対する意識調査をするべく、
青春の象徴であるエゴン・シーレの作品を2枚持ち、渋谷に繰り出す。

待ち行く若人たちに突如シーレの絵を見せ、
「どう思う?」と乱暴にぶつけてみる。

でも、やっぱりみんな黙りこくる。まぁ当然だよね。
俺だってそうだよ、ごめんなさい、と思いつつ、
最後、勇気を出してギャルに直撃。

そしたら出るわ出るわ。

「何コレ! 超キモいんだけど〜」

「鼻がマイケルジャクソンじゃね?」

「つーか何?これテレビ? 私テレビでちゃうの?」

渋谷の喧騒をぶっ倒し、
大声でリアクションがジャンジャンでてくる。

こりゃもう、この人たちは何かデカいことをやらかすな、と確信する。
アジアとか旅行行くより、よっぽど異文化交流です。

これ、映像で配信します。
7月20日に発行するんで、お見逃しなく!

さらにさらに、
その後、取材をした1人の青年から突然電話がかかってきた。

「あの絵、どうしても気になったんです、もっと詳しく教えて下さい」

彼は普段、絵には興味がなく、美術館にも行かないんだという。

でも、いきなり絵を見させられて、数分の街頭取材が終わった後、
ずーっとその絵のことが頭から離れず、
気になって電話をかけてきたのだという。

電話を切る直前、
「今日、インタビューしてもらえてよかったです。今度、美術館とか行ってみます」
と言ってくれて、
もうぼくはこの特集の任務が完了したような気になって、悦に入る。

最高だよ、青年。
ありがとう!


<その後知人の演劇の公演にて、
 アフタートークのゲストに呼んで頂き、しゃべる>

人前でしゃべるっていうのは、
やっぱり取材をするのとは全く違うんです。
いやぁ、場を盛り上げるって、大切だよね。

周りは良かったと言ってくれたけど、65点くらい。
公演は、最高だったよ、篠田さん。

ダラダラと書きなぐっちゃったけど、
書いているうちに記憶が蘇ってくるから不思議。

もらった栄養は、忘れちゃいけませんもの。

2008年05月10日

現在進行形の会社設立2周年

気づけばカレンダーの"今日"に「会社設立記念日」という印が!!

2周年でございます。
CINRAよ、おめでとう! みんなも、俺も、おめでとう!(笑)
オフィスにケーキでもお供えしてやりたいもんです。


_logo_72.jpg


ま、2年経っていきなり何かがどうにかなるはずはないのですが、
最近はやたらと自分が何をしていきたいのかを考えたり、
そういうことを発言をする機会が増えたような気がします。

でも、何年たっても大して変わることはなく、初志貫徹です。

2年に1回携帯を変えるようなかんじで(みんなもっと早いか・・・)、
自分にとって大切なものが、
色んなものと出会うことで変わっていったり、
増えていったり、今まで大切なものをもっと大切に思うようになったり、
そんな世の中であったら素敵だな、と思うのです。

「現状」で凝り固まってしまうのは、
こんなにも面白いことが溢れる世の中でもったいなさすぎるし、
固まっちゃうとその大切さにも気づかなくなっちゃうから。

で、今、ぼくにとってアートや音楽や映画が
そういう、簡単に言っちゃえば"刺激"のようなものを与えてくれる身近なものなのです。
だから、そういう刺激との出会いを提供できたら幸せだ、
って思って活動開始から、えーっと、、5年くらいか。 やってます。

でもあと40年くらいしか働けないと思ったら、
今2周年ってことは、、、20分の1終わっちゃったっていう話しになる。
友人からは口酸っぱく「生き急ぐな!」と言われますが、やはり焦ります(笑)。

とは言え、こういう節目というのは大切なもので、
「止まれ」で左右確認、的な意味があるから素敵です。

UNI-835-009.gif


左右を見回してみると、
CINRAの社員がいます。
外部スタッフがいます。
パートナー企業のみんなもいるし、
お客さんがたくさんいます。
頭の中でイメージしてみると、みんな、笑ってます。
バカ笑いしてる人もいれば、
色んな想いを持ちながらも、笑ってくれている人もいる。

よし、まだ大丈夫。
ってことで、また、直進。

次の「止まれ」の時には、
みんながもっと笑ってくれてたらいいな〜。

なんて思いつつ、もう1回。

CINRAよ、誕生日おめでとう!!

2008年04月22日

結婚式

ほぼ2ヶ月ぶりの更新となりますな。ひどい有様だ!


さて、3月23日に結婚式を挙げました!

WEDDING1.JPG


自分を今まで支えてくれた家族や友達や仕事の方々、
そのみんなが同じ場所にいるということがまず奇跡的で、
さらにぼくと彼女に向かってみんなが「おめでとう、おめでとう」と
言ってくれる様というのは、なんだかとても不思議で、
もちろんとても嬉しいものでした。うん、最高でした。

今まで勝手気ままだったぼくの生が、
生まれて、結婚して、子供ができて、死んでいく、っていう
何百万年も続く途方もない歴史の流れの中に参加していく不思議な感触がした、
と言ったらまぁ大袈裟ですな。笑

普段暮らしていて、伝統的で、脈々と受け継がれているものに
触れるっていう機会が滅多にないから、
そんなようなことをちょびっとだけ感じたのかもしれません。

それは「大きな流れに乗る」とか「保守的になる」とかいうこととは無縁で、
彼女が名前を書く時に「杉浦」って書いているのを見た瞬間に、
ぼくが本来背負うべきものというか、
きっとずっと背負いたかったものを見つけた感じがするのです。

なぜ背負いたいと思っていたのかは、
もうぼくの考えというよりは遺伝子の話しだと思うんで、よくわかんない。


WEDDING2.JPG


そういう大きな流れの話しを毎日考えてたら、仕事なんて手につきゃしません。笑
ってなわけで、式の準備でたまっていた分、
堰を切ったように仕事全開モードと化しております。
やっぱ、楽しい!!

、、、と、思いきや、明後日から新婚旅行です。笑
お仕事のみなさん、ほんとすいません!

天国に一番近い島なんていう名前がついたところに、行ってきます。
ふざけてますよね。すいません。


最後に、ぼくが式の準備に追われている最中、
社内のみんなががんばってつくった結晶をご紹介。
こっちはノロけてません、硬派です。
変化球ではなく、ストレートです。

CINRA MAGAZINE vol.17
特集:たのしい批評
http://cinra-magazine.net/vol.17/


_INDEX.jpg