2006年03月28日

先週のニュース

cinra magazine vol.9の制作が佳境に入っていて、バタバタしています。
今回もいいかんじ。4/20発行です。webでも公開するからお楽しみに!

さて、決めた事は守らねばね。
最近のニュースを羅列。
これはもう、ほとんど自分の保存用だ。笑

ITpro:「購入した製品」で結びつきを広げるSNS風サービスが登場
価格.comとmixiが混じったかんじでしょうか。ビジネスモデルとしては、とても面白いのだけど、溢れる程SNSがある中、かなりのメリットがないと一般ユーザーは登録しなそう。

SimpleAPI その1. ウェブサイトサムネイル作成API β版
簡単なスクリーンショットであれば使えますね。

google X NIKE "joga.com"
googleとNIKEが開発したサッカーファン向けのSNSサイト、映像見てるだけで楽しい。ロナウジーショすごい。

CNET:Windows Vistaの発売延期--PC売上に深刻な影響の可能性
最近PCの調子が悪い。Vistaまで待とうかと思ったけど、こりゃダメだ。MacBookが欲しい!

nikkeibp: KDDIとテレビ朝日、ワンセグ放送とEZwebの連動サービスを開始
いよいよ4/1からワンセグです。繰り返しますが、まだぼくの携帯はQRコードが読めません。なんとかしようと思います。

asahi.com: PSE法一部改正案、民主が議員立法検討
うん、やっぱりすごいですね。いい結果になりました。

asahi.com: ネットで音楽番組、毎日12時間130曲 ニッポン放送
なにげにライブドアに触発されていたのでしょうか。130曲ていうのはすごい。使用料いくらかかっちゃうのかなぁ。

CNET: ソネットテクノロジーズ、交換マニュアル付きiPodバッテリーを発売
これは今までの海賊品っぽいのよりも安いです。iPodはバッテリーすぐへたりますから、売れますね。Apple的にはOKなのかな?

CNET: ブリタニカ、Nature誌に反論--Wikipediaの正確性に関する調査を非難
web1.0と2.0を比較する上でよく話されるのが、ブリタニカ(1.0)とウィキペディア(2.0)。前者は抜群の編集者が発信している百科事典で、後者はネットユーザーが誰でも加筆、修正できるみんなでつくる知のアーカイブ。どちらが正しいかっていう問題は、テレビとネットどっちがすごいかっていうくらい不毛な議論だと思います。

CNET: ウィルコムが全端末から利用可能な国際電話サービス、米国へは1分30円
最近飛ばしまくりのウィルコム。エアーエッジの時代再来か?
しかしこの値段はすごい。

goo ラボ「エリア情報検索実験」
スクロール地図はもちろん、目的地までの歩行経路まで出してくれちゃう地図サービス。

google Readerに共有機能追加
様々なサイトのRSSをまとめて表示するgoogle readerに共有機能が加わった。ブラウザ内に保存していたブックマークがソーシャルブックマークに変わったように、RSSリーダーもどんどん「あちら側」に移行していくんだろうな。だって、共有した方が情報が開かれるもの。

●へ〜、な情報
男も女も自殺が最も多い"魔の月曜日"
どおりで今日調子が悪かったわけだ!

あなたは「長生きタイプ」?「早死にタイプ」?
おお、長生きするかも。

●お勉強情報
ベンチャー企業のアライアンス戦略セミナー--成長へ向けたその秘訣とは
なるほど。小さい企業の生き残り方は、こうなわけですね。

●ものすごく興味深いサイト
Survivart
新しくcinraのスタッフになる山北君から教えてもらった。
cinraに近い!呼んでいる人のラインナップが素晴らしいです。つながらせていただきたく思います。


長くなったなぁ………

2006年03月25日

いよいよ卒業。

卒業式今日は大学の卒業式。
1年休学したのも数えると、5年間通った。
同級生より少し遅れて卒業だ。

今年度は全く行かなかったし、職業上自分が学生であるという自覚もいつの間にか消えていたようで、式場に着いて「おめでとうございます」と言われた時の違和感ったらない。最近は不眠生活が続いているから頭もボーっとしていて、しょうもない。

でも、やっぱり卒業式というのは大きなイベントらしく、女の子はみんな着物で気合い入ってるし、なんだかみんなが盛り上がっていて、大学の広大な景色を眺めてみれば、「ここにももう一生来ないんだろうなぁ」という風に感慨深くなるから簡単なものだ。どんな過ごし方をしたにせよ、23年の中の5年という時間はどうでもいいほど短いわけではないし、まして自分が住んできた環境とは全く違う場所だったというのも大きいかもしれない。

ぼくの場合、小学校で人の大切さを知って、中高で最高の仲間に恵まれながら土台をつくり、大学で自分が生きていく方向を決めた。東京の大学に行っていたらたぶんcinraをやっていなかっただろうと思う。入学後何度も「大学選び間違えた!」と思った後悔も、あの情報欠如空間での焦燥感から立ち上がったのがcinraなのだとすれば、たとえそれが必然なのだとしてもぼくは筑波大学というところに通わせてもらってよかったなと心から思う。小中高大、素晴らしい教育を受けさせてもらった。

まぁ、ちょっと遠かったけどね。笑

2006年03月20日

最後のドライブ

今日で、5年間乗った車とお別れ。
この車にはほんとにたくさんの思い出が詰まっていて、ぼくのここ5年間、おそらく人生の中でもすごく重要であろう時期を一緒に過ごした。今までろくに物に愛着がわいた事がなかったけど、今回ばかりは色々と思い出して、ついおセンチな気分になってしまう。

まだエンジンを入れれば動くのに、廃車。
あちこちガタがきているのはわかっている。
もう、14万キロも走っているんだ。地球一周4万キロ。実に3周半している。
本当に色んなところに行ったもんだ。長い間おつかれさまと言ってやりたい。

ということで、夜、最後にドライブに行った。
仕事が全然終わらなくて夜中になってしまったけど、日曜日の夜中4時というのはほんとに道が空いていて、快適に走れてよかった。首都高に乗って新宿からレインボーブリッジまで、たぶん10分くらい。
きれいだったからちょっと脇に止めてみた(一応高速だから、もちろんあまり良いことではない)。

カルディナレインボー

知ってましたか? レインボーブリッジって揺れるんです。むちゃくちゃ。
降りたとたん東京湾に投げ出せれるかと思うくらいトラックがびゅんびゅん通り過ぎて、グラグラグラ。
こわくてすぐに車内に戻る。

その後、色んなところをまわって帰宅。
とてもいい時間だった。


地方の大学生は大抵車をもっている。車がないと何もできないし、駐車場代がほぼタダだからだ。
ぼくもそんな地方の大学に行っていたけど、実際東京に住んでいたからおかげですごく良い時間を過ごすことができた。

みんな、楽しかったね。これにて運び屋さんは閉店します。

2006年03月18日

明日はサロンだよ と 今週のニュース

cinra salon 15

明日18日はcinraが毎月やっているcinra salonです。
下北沢で20時からやっているので、お買い物の後にでもお越し下さいませ〜。
http://www.cinra.net/salon/

〜今週のニュース〜

CNET:世界への扉も開いたソフトバンクのケータイ戦略
USENの次はソフトバンク。1.75兆円でvodafoneを買収。もうイメージすらできない領域だ。。
Yahooのまだまだ健在の日本最大級のメディア力、コンテンツ力がvodafoneに投入されれば、日本のモバイルもいよいよ群雄割拠の時代に突入です。

インデックス、ワンセグ放送対応のモバイルソリューションサービスを本格的に提供開始
う〜ん、いい加減にQRコードすら読めない携帯とは訣別しなくては。。。
ワンセグは多分すぐに普及する。半年後には電車の中でみんなテレビを見てるんだろうな。

CNET:ECナビ、書籍の新刊情報をメールで通知
うん、これは便利かもしれない。でも、ネットで本の情報を仕入れるっていうのはどうも。。。Googleの図書館の蔵書検索なんかと組んだらもっと面白いかもしれないなぁ。

CNET:動画配信の新会社「プレゼントキャスト」--民放TVと広告代理店の大連合
昨年から騒がれていた電通と民放各社との新会社。映像配信事業がメイン。「GyaO」が圧倒的優位な状況だけど、これだけテレビ局と組んで権利がクリアできればかなり力をもってくるだろうな。

ITpro:ビックカメラがポイントをSuicaに移行可能なカード発行
これはすごい。ヨドバシ客をどれだけ引っ張り込めるか!?

CNET:リンクシェアとショップチャンネル、業界初の「動画アフィリエイトバナー」を開始
いよいよ動画にまでアフェリエイトか〜。
大手ポータル以外のバナー広告はどんどん衰退していく流れ。さて、どうするcinra web。笑

So-net Photo
flickrやフォト蔵などでも知られる写真共有サービス。
おそらくこういうサービスはページの表示速度がモノを言うんだと思うけど、これはフラッシュとxmlを見事に使っている。動きがいちいち面白いし、使いやすいし、これはいいと思った。

CNET:シンクプラス、ブラウザ画面情報を共有するコミュニケーションサービスの提供を開始
今週一番の衝撃。
これはすごいでしょう。これとスカイプがあれば、もう打ち合わせに行く必要なんてありません。
あぁ、ほんとwinに乗り換えるか。

google inside
google本社の社内風景のアルバム。
なんでオフィスでプール、ビリヤード、ビーチバレーができるのか、意味がわかりません。。


というかんじでなんでこうやってIT中心のニュースばっかり載せはじめたかっていうと、別にエセIT野郎になりたいわけではなく、こうやって書いておかないとまず記憶しないから。一週間まとめて振り返ることがないから。
そして何より今日の梅田さんのブログの発言。ぼくもこれに全く共感している。
未来は自分たちでつくる。最もその自由度というか、可能性があるのがインターネットだからだ。興味を持てないはずがない。

「十年後はどんな社会になっていると思いますか」
と問われることが多いが、そんなことはわかるわけがない。未来は我々が作るものだからである。ウェブ進化に参加するというのはそういうことである。
そういう問いではなくむしろ、
「十年後にこういうふうにならないために、こうありたいと思う世界に少しずつでも近づけていくためには、何が必要なのか。その必要な何かが実現されるためには何をしなければならないのか」
ということが問われるべきなのだ。

このオプティミズムをみんなが本気で信じちゃえば、それは究極のリアリティー。
そういう魅力が、ここにはあると思う。

2006年03月17日

USENとlivedoor

昨日はフィッシュマンズの佐藤さんの命日ということで毎年行われているフィッシュマンズナイト(?)に行ってきた。メカネロも出演。フィッシュマンズを愛する人たちでいっぱいになって、なんだかとても暖かかった。


さて巷じゃこの話題でもちきり。
USENがフジテレビが持っているライブドア株式を、94億円で買い取った。
ライブドア側からの申し出だったらしいが、これこそ正に不幸中の幸い。

USENと言えば、レストランや古い会社、ラブホなんかに設置されている有線放送の事業社というイメージが強かった。それを社長の宇野氏が一転してIT展開することを決断。
その後「GyaO」を立ち上げた。今では日本最大の映像配信サイトになっている。すでにユーザー800万人越えだ。一気に化けた。「Gyao」は3月14日にこういった形では業界最初のモバイル専門の映像配信サイト「モバイル GyaO」をオープンしたばかりだ。

そういう、USENがすごいぞ、と騒がれているタイミングでこの決断。

ライブドアの収益は金融関係でなんとか維持されているような状態らしいけれども、その開発力やメディア、コンテンツはしっかりとした地盤がある。

宇野康秀氏、弱冠42歳。
フジテレビ、ライブドア双方にとって最高の決断をしたこの度量の広さはすごい。
ライブドア云々というより、是非、がんばっていただきたい。


宇野氏のブログ
GyaO

CNET Japan:ライブドア平松氏、「USENはもっとも望ましいパートナー
CNET Japan:フジテレビ、ライブドア株をUSEN社長に94億円で売却
ITpro:USEN、携帯電話への動画配信サービス「モバイル GyaO」を開始

2006年03月15日

PSE法緩和!

以前このブログでもPSE法について少し触れたけれども、なななななんと、ビンテージ楽器などの販売の規制緩和が決定しました!

CNET Japan
ビンテージ楽器は例外に--経産省がPSE法について対策を発表

生産が終了しているといった理由で高い価値を持つ、「ビンテージ」と言われる中古電子楽器については、以下の条件に当てはまれば簡単な手続きでの売買をできるようにする。

・電気楽器、電子楽器、音響機器、写真焼付器、写真引伸機、写真引伸用ランプハウスまたは映写機のいずれか
・すでに生産が終了しており、他の電気用品により代替することができないものであって、かつ、希少価値が高いと認められるものであること
・電気用品取締法に基づく表示などがあるものであること
・当該電気用品の取扱いに慣れた者に対して国内で販売するものであること

この問題については坂本龍一はじめ、色んな方々が抗議をしてきたんだけれども、法案が可決されてからしばらくたっていることもあるし、正直な話し、また無理だろうと思っていた。
世の中で行われているデモや抗議は、たとえそれが正当であったり、人間の豊かさを持続させるためのものであったにせよ、政府側がそれに対して何らかのリアクションをとってくれるということはまずありえない。大きいところではベトナム戦争くらいなものだろう。政権が揺らぐくらい大きなデモでなければ、重い腰はあがらないのである。

そんな中の朗報。ぼくはビンテージ楽器を使うほどのもんではないけれど、単純に嬉しかった。

2006年03月13日

挑戦者の話しを聞く

今日はDREAMGATEが主催する起業家支援イベント「大挑戦者祭2006」に行ってきた。DREAMGATEは経済産業省がバックボーンとなって、日本に起業文化を根付かせるために行っている活動だ。

実は去年もこのイベントに行っていて、その時は堀江さんの講演会に出席してきた。当時はまだ近鉄騒動の後くらいで、そこまで有名にはなっていなかったんだけど、「会社に就職するなんて、バカらしいんですよ。労働力を搾取されるだけです。何かいいアイデアと少し根気があれば、金持ちになれますよ。だから、明日にでも起業しなさい」と言っていたのを印象的に覚えている。
今となっては・・・、というかんじだけれど、ぼくはこれはある種真実だと思っている。ただその分、背負うモノを背負えるかというだけだ。その人が金持ちを目指すかどうかは別として。


さて今年は色んな講演に行ってみた。

グッドウィルまずは11:00スタートのグッドウィルグループ代表取締役の折口さんのお話し。グッドウィルは起業後10年で売上1,500億超えという、グーグル以外はどこも成し遂げていない偉業を成し遂げた大手人材派遣企業。この折口さんは実はジュリアナ東京とヴェルファーレを作った人で、その後様々な利権にまみれて離脱。一人でグッドウィルを立ち上げてここまでデカくしたというあつい人。
午前中にも関わらず、ハイテンションでしゃべるしゃべる。すごいプレゼンテーション能力だった。

企業というのは1つのベクトルに向かって、半分夢のような目標に向かっていく。それ自体、語弊を恐れずに言えば宗教だと言う。
折口さんは夢と目標を設定して、それを実現させるための会社の憲法のようなものを作って、それを毎朝社員と復唱しているらしい。復唱することによって体に染み付き、それを実現させるためにどんなことがあってもベクトル修正できるのだ。よく考えてみれば、そういう社訓のようなものを設定している企業は多い。これは企業でなくても、必要な習慣だと思う。それはキリスト教でいう食前の祈り、イスラムで言うメッカに向かっての祈りと何も変わらない。何を信じるにせよ、どんな生き方をするにせよ、人間にはそういう「習慣」が必要なのだ。

もう一つ印象に残った話し。
グッドウィルはコムスンという介護事業会社を吸収した。人材とは関係のない介護業界であるにも関わらず、見事に黒字回復。去年で業界トップに躍り出た。

当初は「営利企業が介護をやっては金儲けに走るからダメだ」と言われたらしい。でも、「本当の心のこもった良いサービスは、一般的な価値としてお金に還元されるべきものだ」と反発した。だから、介護こそ企業が行っていくべきで、中途半端な安いサービスをするのではなく、お客さんに最大限喜んでもらうサービスを、お金をきちんといただいてやる。これがコムスンのやり方だそうだ。

月とスッポンということは重々承知の上だけれども、cinraを会社法人にする覚悟をしたのも、これと全く同じ理由からだ。NPOでは、日本社会のNPOに対する認識や資金の流動性の低さなどから、本当の新しい価値はつくれないと思った。どうせやるなら中途半端にグダグダやるより、失敗か成功かどっちに転ぶかわからないところで本気で勝負をするべきだと思った。というところで今スタートするところ。


その後、今回のイベントの目玉(だったらしい)のビジネスコンテストグランプリ。全国の若手起業家がアイデアをもちこんで競い合うもので、それぞれのプレゼンも素晴らしかったけれども、多くの観客の目的はそのコメンテーターにあった。

社長たち

史上最年少上場企業で有名なサイバーエージェント藤田晋氏。
ブライダル業界に革命を起こして、今年3月東証一部に上場したテイクアンドギブ・ニーズ野尻氏。
タリーズコーヒージャパンの松田氏。
ブックオフコーポレーションの坂本氏。
GMO熊谷氏。
フォーバルの大久保氏。

たぶん、今日本で一番注目される経営者が、ズラリと並んだ。こんな機会はめったにない。起業を志す人なら誰でも、この中の一人に何らかの影響を受けていることだろう。
このとんでもないメンツがビジネスアイデアを審査する。
どんな事業アイデアに対しても全員真剣に聞いて、真剣にコメントをしていた。最も印象的だったのはタリーズの松田公太氏。目が、半端じゃない。遠巻きながら、こんなに圧倒される目をもっている人は初めて見た。きっと、すさまじい人生を歩んで来たのだと思う。

最後。
「集客できるウェブコンテンツの違いと、ビジネス成功の鍵」というタイトルのパネルディスカッション。GREEの田中社長のお話しを聞きたくて、参加してみた。カフェグローブの矢野さん、アイランドの粟飯原さんと3人でのトークだ。

集客できるウェブコンテンツは何か、さらに集客できたあと、それをどうやってビジネスに結びつけているかという話しだった。
田中さんはやっぱり生粋のプログラマーだけあって、すっかり「web2.0」的なお話しに終始されていて、今後インターネットがどうなるかについて話しをしていた。すごく、頭の良い人だった。
対する二人の女性経営者は、逆にコンテンツを自分たちでつくって、編集して、ポータルを運営している。ニッチな層に対して密度の濃い情報を発信し、リピーターを増やし続けている。

cinraをmixiやGREEのようなコンテンツをユーザーが作るwebサイトにしていくのか、逆にカフェグローブのように情報を運営側が発信し、ニッチな層を確実に集客してユーザー1人1人への求心力を高めていくのか、どっちにしようかと考えたとき(今は両方ともやっているかんじで中途半端)、やっぱり後者だろうと思った。
cinraにはインターネットを使って発信したい情報があるからだ。
そして、web2.0の後は、こういう流れになってくるんだと勝手に思っている。

2006年03月12日

のどかな休日と今週のニュース

代々木公園さて、今日は土曜日だからゆっくりお仕事しようかな、と思っていたらいきなり電話。

「今おまえんちの前にいるから行くわ」

突然ドヤドヤした野郎どもが駆け込んで来て、「最近どうよ」とはじまる。
おかげでウチのワンチャンも怖がって黙り込んでしまった。たまに、こうやっていきなり友達が来る。

「晴れてるからさ、代々木公園で野球しようぜ」

ということで代々木公園へかり出され、子供用のバッドとボールを買って、土曜の昼下がり、なんとも贅沢な時間を過ごした。
こういうことを言うのも照れくさいけど、ぼくは自分から遊びに行こうとはまずしない性格だから、たまにこういう風にして無理矢理遊びに連れ出してくれる友達がいるというのは嬉しいことだ。度が過ぎて困る時もあるけれども。。。

いい休息だった。


〜今週のweb関連ニュース〜

ブログクチコミサーチ
最近どこもかしこも「クチコミクチコミ」ということで、広告の手法なんかも大きく変わりはじめている。そのクチコミを最も促進させているのがブログということで、ブログ上でどれだけそのキーワードが騒がれているかというのはテクノラティが以前からやっているけど、新しく日付別に関連キーワードなんかも一緒に調べられるツールが出ている。かなり前の話しだけど。

PCから携帯に誘導する新アフィリエイト
いよいよモバイルでのECが活発になっている。どうやら最近の中高生の間ではモバイルで買い物というのが当たり前になっているらしく、若干ついていけてない。。

グーグル「アドワーズ広告」にキーワード自動生成の新機能が追加
就業時間の20%は強制的に新規事業を勝手に考える時間を割り当てられているというGoogle。毎日のように新しいサービスが開発されている。

米Yahoo!が4つのAPIを公開へ,アプリケーションのマッシュアップを支援
多くのweb2.0的webサイトから大幅に遅れをとるも、Yahoo!もAPIを公開した。GoogleMapのAPIをダウンロードしてマニュアルを読みながらちょこちょこいじくってみたけど、案外簡単にカスタマイズできるみたいだ。自社情報共有ツールやwebサイト構築にシステム開発費として何千万もの資金を投入する、というのが消える時代はすぐそこだろうな。

「Googleより2倍優れた検索を投入する」とMicrosoft
・・・・2倍って言われても。。。Googleを意識しすぎなんじゃないのかい?

paperboy&co.、独自にSNSを構築できるASPサービス「Grouptube」
早速cinraのスタッフ用のSNSを立ち上げてみたけど、有料ということでmixiで非公開コミュニティーを立ち上げればいいやんけ、という話しに。。。
まぁでも、インターフェースとしてはグループウエアよりも使い勝手がいいだろうな。


シンクプラス、ブラウザ画面情報を共有するコミュニケーションサービスの提供を開始
こいつは相当使えますよ。Mac版は当然なし。。いい加減乗り換えようかな。。

絵画購入ローン、400人が7億円被害 札幌の業者倒産
悲しくなる。。。こういう商売やっているから、本当にいい現代アートが一般の人たちのところまで届かないのである。渋谷や新宿でもやっているけれども、あそこで働いている人たちはラッセンをいいと思っているのだろうか、甚だ疑問だ。


TOKYO ART BEAT
うって変わって、このサイトはすごい。シンプルなのに東京の展示情報を網羅していて、機能もすごく充実している。ちょうどこんなことをcinraでもやりたいな、と思っていた矢先に発見。


今週はそんな具合でした。

2006年03月11日

プロフェッショナルか、マルチプレイヤーか

今日は池尻にある会社のwebサイトのメンテナンスのために、いわゆる出向をした。

担当者の方から他の社員の方に「webデザイナーの杉浦さんです」と紹介していただいた。
コーラだと思って飲んだのが実はコーヒーだった時と同じくらい違和感を感じて、はて、ぼくは果たしてwebデザイナーだったのだろうかと自問する。全くもって不正解。プロからしてみれば、デザインの「デ」の字もわかっているかどうか疑わしい。でもじゃあわざわざその会社に出向いて何をしているかというと、webページの修正もあるし、webデザインも実際やっていたりする。

じゃあぼくはなんなんだろうと思う。

webデザイナー(今日初めて)
プロデューサー(ディレクターと分けられる程分業体制はできていないから)
ディレクター(プロデューサーと分けられる程分業体制はできていないから)
オーガナイザー(イベントの主宰をやるとそうなる)
営業マン(この時だけスーツ着用)
編集長or編集者(取材や記事を編集したりする)
社長(ひやかし)

などまぁ様々である。

正直、呼び名とか、そんなことはどうだっていいんだけど、よくよく考えてぼくは何かのプロフェッショナル(職人と言った方が近い)になりたいとはコレっぽちも考えていない事が判明した。

でもそれはたぶん、ぼくに限った話しではなく、単純に時代の流れとして何かのプロフェッショナルになるのがすごく難しいのだ。情報が多すぎて、誘惑がそこら中を渦巻いている。
そうなってくると、その中でもがんばって何かのプロフェッショナルになるか、もしくは完璧なマルチプレイヤーになるか、どちらかしかない。

なんだか当たり前のことを言っているようだけど、「完璧なマルチプレイヤー」はプロフェッショナルになるよりもずっと難しい。自分を支える「軸」がないのに、唯一無二の一貫した自分の価値観を持たなくてはならないからだ。
大抵の自称マルチプレイヤー(たぶん現在を生きる若者のほとんどがそうなんだろう)はその場その場に応じて「キャラ」をたてて、その場その場の価値観をもって、思考して、判断する。そんなんじゃあ面白くもなんともない。

完璧なマルチプレイヤーになるには、何者も受け入れる器と同時に、全てを斬る判断力が必要になるのだ。さらにその判断力は、一貫性と同時に柔軟性も兼ね備えている。ぼくの知る限り、歴史上そういう人は数えるくらいしかいない。でも、そういう人になりたい。


最近、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を再読している。久しぶりの小説だ。少しずつで全然進まないんだけれども、今日はいいところにあたった。正岡子規、まさに完璧なマルチプレイヤー。
ちょっと長いけど、引用。

「あしはこのところ旧派の歌よみを攻撃しすぎて、だいぶ恨みを買うている。たとえば旧派の歌よみは、歌とは国歌であるけん、固有の大和言葉でなければいけんという。グンカンということばを歌よみは歌をよむときにはわざわざいくさぶねという。いかにも不自然で、歌以外にはつかいものにならぬ。」 〜中略〜 「和歌の腐敗というのは、要するに趣向の変化がなかったからである。なぜ趣向の変化がなかったといえば、純粋な大和言葉ばかり用いたがるから用語がかぎられている。そのせいである。そのくせ、馬、梅、蝶、菊、分といった本来シナからきた漢語を平気でつかっている。それを責めると、これは使いはじめて千年以上になるから大和言葉同然だという。ともかく、日本人が、日本の固有語だけをつかっていたら、日本国はなりたたぬということを歌よみは知らぬ」 「つまりは運用じゃ。英国の軍艦を買い、ドイツの大砲を買おうとも、その運用が日本人の手でおこなわれ、その運用によって勝てば、その勝利はぜんぶ日本人のものじゃ。ちかごろそのようにおもっている。固陋はいけんぞな」 と、子規は、熱っぽくいった。


最近、短く文章を書く事ができない。。
あまりよろしくない傾向だ。
完璧なマルチプレイヤーへの道は、なかなかに険しい。

2006年03月09日

ウェブ進化論

ウェブ進化論梅田望夫氏の『ウェブ進化論』を読んだ。
この本は2月10日に発売されて、速攻全国で売り切れ、2月15日には第二刷をしていて、今もばんばん増刷中らしい。
この手の本がここまで売れるっていうのはなかなかに珍しい。それほどまでに「web2.0」は世界中を取り巻いていて、いよいよウェブの世界がリアルの世界と仲良くなりだしたということなのだろう。

文章を書く専門家ではいらっしゃらないようなので、論の展開の仕方とか、いわゆる「本」としての価値はそこまでなかったものの、情報としての価値はすごいものがある。ウェブにどっぷりはまっているような人から「ウェブはあくまで生きていくためのオプションだ」とか「ウェブは怖いし、嘘ばっかりだし」っていう風に思っている人まで、ネットを使う人全てに向けられた本だと言っていい。たったの250ページ。是非ご一読を。

著者の言葉を使えば、ビル・ゲイツは「こちら側」(現実の世界orローカル環境)の世界でトップをとった。で、グーグルをはじめとして最近のweb2.0的な企業(はてなとかドリコムとか)は「あちら側」でがんばっていると。その動きにマイクロソフトはついていけていないけど、これからは知全体が「あちら側」で保存されるようになり、全世界の人たちと共有できるようになる。今までそれぞれの頭の中だけにあった考えや意見、情報が色んなところでオープンになっていくことで、色んな情報とぶつかりあって、さらに豊かなそれになるという具合だ。

わかりやすいのがGoogleのGmailで、Gmailはwebフリーメールなのに2GBのオンラインストレージが各ユーザーに割り振られる。今まで「フリーメールは容量が少ないから」という理由でoutlookを使っていた人が、web経由でどのパソコンからでもメールを見られる環境になる。

他にもmixiをはじめとするSNSも「あちら側」で人間の関係性を構築していくものだし、del.cio.usはてなのソーシャルブックマークなどはブラウザーで各ユーザーが保有していたブックマークをwebに公開しようというもの。これは案外便利で、同じサイトをブックマークした人を教えてくれるから、その人が他にどんなページをブックマークしているかっていうのも公開されていて、自分の知らない情報にたどりつける、新しいネットサーフィンの可能性を示している。

わかりやすいように「あちら側」「こちら側」という分け方をしているんだろうけど、今後その垣根はなくなっていくだろうと思う。モバイルの発展が最近すさまじくて、きっと人は携帯電話のメールやインターネットではあんまり「あちら側」っていう意識はしないからだ。

「web2.0」に関してはお客さんに知りたいと言われて一度がっつり勉強していたので、新しく学んだことはとくになかったけど、どういう経緯で「web1.0」から「web2.0」に移行して、やっぱりGoogleってのはとんでもなくすごくて、じゃあこれからどういう風になっていくのかな、っていうところをすごく考えさせてくれる本だった。

内容についての感想をもう少しちゃんと書きたいのだけど、あまりに長くなりそうだから何回かに分けて書こう。

ということで、日々結構な量のweb関連情報を摂取している。この業界は毎日毎日新しいサービスがでてきて、本当に面白い。これからきっと、すごいことになる。やっと、インターネットの本当の可能性をみんなが考え始めている。
って言ってもまだwindoes95がでて10年しか経っていないわけだけど。

そんなweb情報も、すぐ忘れちゃうからこれからはここに記録していくことにしよう。

梅田さんはじゃあ次は何がくるのかっていうところまでは明らかにしていない。
読みながら、ずーっとこの流れとcinraがどういう風にくっつくか考えていた。というか、cinraはもとより、文化をつくっていこうとしているあらゆる動きは、これとくっつかない手はないのである。
自分なりに、その方法論が見えて来た。次の5年、10年、面白くなっていきそうだ。
どんな形であれ、歴史は繰り返すのだと思う。


<りんく>
梅田氏のブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」
ITproの梅田氏のインタビュー
asahi.comの梅田氏のインタビュー
amazonで買う『ウェブ進化論』


<what is "web2.0" ?>
CNETjapan「web2.0ってなんだ?」
CNETJapan「web2.0の現在」

2006年03月05日

アートツアー

今日はマガジンのアートコンテンツのみんなでアートツアーを決行。
マガジンの企画の時期だけ集まって話し合うというより、頻繁に一緒に展示に行ったり勉強をしたりしていた方が、いざ企画をするときに絶対にいいものができるだろうと思って、はじめてみた。

完璧な快晴で、すっかり休日気分。
いざ、原美術館へ。

オラファー エリアソンの「影の光」展。テートモダンで展示をした時の写真が印象的で、覚えていた。光や時間、色などをものすごく人為的に利用しているのに自然な空間をつくるという作風が、なんだかとても新鮮だった。写真ですが、ご覧あれ↓。

テートモダンでの展示風景。
太陽つくっちゃってるよ!

Beauty 1993
タイトルの通り、美しいの一言。

Room for one colour 1997
部屋が黄色の光、一色。なんとそこにいる人たちやモノが全部モノクロに見えるというわけのわからない空間。びっくりな部屋でした

という具合。コンセプチュアルではなく、ただ、感覚的にきれいであり、おどろきなのである。そういうダイレクトさを現代アートに組み込むその方法論が、ものすごく斬新だった。

原美術館


品川でランチを食べ、その後恵比寿へ。エディターの二人は取材があるので、ここでお別れ。男3人で東京都写真美術館でこれも5日まで行われている「文化庁メディア芸術祭2006」に行く。

これは文字通り、毎年文化庁が主催しているメディアアートやCG、ゲーム、コミックも含めた芸術祭。受賞作品の映像がwebサイトから見られる。

大賞:Khronos Projector

優秀賞:アニマ
個人的に一番印象的だった作品。ストップモーションのリアリティーがすごい。是非見ておくれ。

他にも技術的に、あるいは造形的に感心する作品がたくさんあった。毎年この芸術祭は面白い。ただ、人が多すぎる。作品数も多すぎる。映像が100本以上上映されてるんだもん。
面白くはあるんだけれども、いわゆる「アート」というのとは違う。テクノロジーを駆使しているから面白いんだけど、作品としての深みはない。それはよくも悪くもこの芸術祭の特色なんだろう。


対称的な展示を見てヘトヘトになったぼくらはカフェに入って談話。
どうやったらアートが面白くなっていくかをひたすら話す。土曜日の昼下がりに、なんていうブルジョアライフだ、笑。
ただ、事態がそんなに容易いことではないことは誰の目からも明らかだ。二言目には「難しいよね」になる。そう、難しいのだ。だからこそ、やれたら面白いというわけだ。

2006年03月01日

cinra、3年経ちました。

今思い出したんだけど、cinraは3周年を迎えました。笑

はじめてサイトをアップしたのが2003年の2月28日。たしか。。。

あっという間とは思いつつも、不安だらけで1人で構想していたあの頃を思い浮かべると、こんなに最高な仲間や多くの方々と出会えただけで、3年以上の価値がある。

やりたいことなんてまだ5%もできてないし、今やっていることももっといい環境をつくっていきたい。もっといろんなことを知って、いろんなことにビビっときたい。日々是、精進です。


なんにせよ節目ということで、一人残らず、ありがとう。ありがとさん。ありがとうございます!

これからもよろしくお願いしまーす!